釧路湿原の価値広く浸透 ラムサール条約登録40年 進む再生、課題も浮上【北海道新聞2019年1月2日】

ラムサール条約登録から40年を迎えた釧路湿原=2019年3月(小松巧撮影)

 釧路湿原が、水鳥など動植物の保全を目指すラムサール条約の重要湿地に国内で初めて登録されて今年で40年。釧路湿原の価値を地域内外に広め、環境に対する住民の意識を高める契機となった。かつては絶滅したと考えられていた釧路湿原を象徴する鳥タンチョウの生息数は千羽を超えるまでに回復。だが近年は、湿原の乾燥化や太陽光発電所の建設で希少種キタサンショウウオの生息が脅かされるなど課題も浮上している。

 釧路市、釧路町、標茶町、鶴居村にまたがる釧路湿原のうち、ラムサール条約には中心部の7863ヘクタールが登録されている。一帯は鳥類約200種、植物約700種が確認されるなど野生生物の宝庫だ。世界的に絶滅の危機にあるタンチョウやオオワシ、国内では限られた地域でしか見られないキタサンショウウオが生息する。

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