営農型メガソーラー建設へ 世界最大、長崎の離島【デーリー東北2014年6月12日】

 ドイツ企業、フォトボルト・デベロップメント・パートナーズ(PVDP)は12日、長崎県佐世保市の離島、宇久島に最大出力43万キロワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設すると発表した。農地に建設し、営農と発電を両立させる仕組みで、同社と提携する京セラは「営農型メガソーラーでは世界最大」としている。

 PVDPや京セラによると、総事業費は約1500億円を見込み、2015年度中に着工、約2年間での完成、稼働を目指す。島の約4分の1に当たる630ヘクタールに太陽光パネル172万枚を10カ所前後に分け設置する。PVDPと提携する京セラ、九電工、オリックス、みずほ銀行と12日、基本合意した。

 宇久島は人口約2千人で、畜産が主要産業。島の牧草地や耕作放棄地に高さ数メートルの藤棚のような骨組みを設け、太陽光パネルを置く。隙間からの光で牧草を育て、畜産飼料にする。利用する土地の多くは耕作放棄地で、太陽光パネルの設置に合わせて雑草を刈り取り、牧草地にする。

 発電した電力は約60キロの海底ケーブルで九州本土に送り、九州電力に売電する。

 維持管理に携わる宇久島メガソーラーパークサービス(佐世保市)の赤木順二社長は記者会見で「島出身者として、発電所建設を島の再生につなげたい」と話した。
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/p2014061201001491.html

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